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マディソン突撃レポート!
Madison's report!

00 オリンピック選手に会いに

マディソン(メッセンジャー)
アメリカ出身、大阪在住のメッセンジャー、マディソンのコラム。第1回目は、「ワールドグランプリ08」に出場するために来日中だった外国人招待選手3人にインタビューしてきました!

「バンクで走る?」って経験のない人に聞くと「怖い〜」「斜め〜」「落ちる〜」。当たり前やん、そう思うのは。バンクの再考まで昇ってワクワクのラッシュ! 自分の力でペダルをこいで走るスリルを知らなかったなら…。さて、北京オリンピックでも活躍した3人は、いつからバンクで走り始めたんだろう?

シェーン・ケリーが最初の一周を走ったのは5歳の時。キラキラの新品ピストではなく、3人のお兄さん達にもらった古い自転車でデビュー。その後、ケリー4兄弟が10年間同じレースで得た優勝賞品は新品の競技用自転車計14台! 自分をゴールに導いていたのはそれら「ごほうび」だったと話すシェーンは、36歳になった今、オリンピックメダルを3つも獲得した。

ロス・エドガーの場合は、16歳の時。父親のMTBを借りて普段着のTシャツと半ズボンでレースに参加、そのままトラック中毒に。競技参加チケットをみんなから集めてはバンクに出向いた。当時の自転車は車輪の太い、草トラック用スチールフレームのcolumbia。はげた赤を自分で青く塗り直して大切に保管してある。そしてまた北京オリンピックで勝ち取った銀メダルも大事な大事な宝物。

最後に、テーン・ムルダー。「変な感じがしたけど、1〜2時間もあれば慣れたよ」と、12歳の時、初めてバンクで走った時のことを話した。スピードスケートをしていた彼は、シーズンオフにできる夏のスポーツを探していて、レースに出合った。彼が生まれ育ったオランダでは、みんな3歳から2輪車に乗っているといい、彼もどうやって乗れるようになったか覚えていない。世界的に有名になった今でも、12歳の時と同じくらい自転車競技にハマっているんだって。

何度レースに出ていても、スタート直前はワクワクと緊張でいっぱいなのは、子供のころと一緒と話す彼ら。でも、今は昔と違ってホンマにホンマに早い!!!

(本紙掲載 2008年12月25日)


左から、ロス・エドガー選手、筆者、シェーン・ケリー選手、テーン・ムルダー選手。