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マディソン突撃レポート!
Madison's report!

05 走れ!ガールズケイリン

マディソン(メッセンジャー)
2月14日、バレンタインデーに奈良競輪場を訪れた。女子選手たちが登場! スペシャルイベントのガールズケイリンレースでその俊足ぶりを見せてくれた。

1964年10月、女子競輪が突然終了してからから44年。2008年に女子競輪はガールズケイリンとして復活していた!

なぜ今になって復活したの?自転車競技で女性が活躍する場を設けたいというのが、そもそもの理由らしい。「今は、2012年のロンドンオリンピックに向けて、ケイリン女子種目を強化するためにがんばっています。それにガールズケイリンは競輪全体の人気復活の起爆剤にもなると思う」と三宅悠里選手。

やっぱりオリンピックは大事なキーワード。国際オリンピック委員会(IOC)は男女種目数の不平等改善に力を注いでいる。北京オリンピックの自転車トラック競技で男子が金メダルを獲得するチャンスは7回あったのに、女子はわずか3回だけだった。この差をなくすため、IOCのトップが動いた。2012年からは男女それぞれにトラック種目5つの出場枠が設けられる。その中にケイリン女子!!!

ガールズケイリンは2年前から活動しているが、最近その人気は急上昇。男子のレースとは趣が違う。ガールズケイリンでは車券が売られていない。彼女たちは賞金のためではなく競技のため、自分の記録を破るため、単純に自転車が大好きだから、なにより楽しいから走る。観客にその気持ちが伝わる。

白と赤をベースにしたユニフォームにはかわいい花、ヘルメットの正面には小さなハートが。「このハートで女子のかわいさをアピールできる」と遠山恵選手。かわいいといえば、近藤美子選手が激しいトレーニングを乗り越えるコツは「この山を走り抜いたら何かがある、バレンタインチョコとか…(笑)」だとか。

トレーニングの結果はレースに出る。最後の半周(約166m)のタイムを計ってみたら約10秒。つまり、彼女たちはおよそ60km/hrでバンクを走り抜けていることになる。このスピードはぜひ見に行くべき。次のチャンスは3月13~14日に岸和田競輪場で、3月20~21日にいわき平競輪場で行われるヴィーナスシリーズ。ガールズケイリンの特別競技が開催されるので要チェック!

(本紙掲載 2010年3月12日)


三宅悠里選手(左)と近藤美子選手からのバレンタインプレゼント。