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マディソン突撃レポート!
Madison's report!

20 1日で人生を変える教室

マディソン(メッセンジャー)
もし自転車に乗れたら、便利なことはたくさんある。 まだ乗れない人は初心者教室に通えば1日で覚えられる。 初めは恥ずかしくても、自転車に乗れたら新しい自由な道が開け、笑顔があふれる。 堺市にある自転車博物館の自転車乗り方教室を訪れ、ライフチェンジするところを見学した。

「自転車のある生活は2倍楽しい!」そう話すのは、自転車博物館事務局長の長谷部雅幸さん。 自転車乗り方教室は1994年に始まり、これまで25,000人以上が乗れるようになったという。 クルマの入らない大仙公園の自転車広場とトレーニングコースで行われ、1日教室で80%が乗れるようになり、2回通うと走れる人がほとんど。 子どもの参加が多く、長谷部さんによると「乗りたくて仕方ない子、お母さんに言われてきた子、無理矢理連れてこられた子」と、大きく3つに分けられる。

スタートの朝9時20分。 子ども30人と保護者が集合し、身長に合う自転車を先生と選び、イントロダクションビデオを見る。 その後は自転車のパーツの勉強。 ブレーキやハンドルといった大事なパーツの名前と使い方を覚えたら、ハンドリングに慣れるために自転車を押してコースへ。 次は地面をける練習。 ブレーキやバランスをマスターしたらペダルをつけてもらう。 すると、子どもたちのテンションがどんどん上がる。

先生たちはモチベーションを上げるのが上手だ。 「回して、回して!」「よしよし、その調子!」と、ものすごく元気な声で、孫に教えるようにアドバイスする。 みなさん、堺に本社がある自転車メーカー、シマノの元社員でリタイア後に先生を務めている。 教え方がわかりやすく、「さ、がんばれ」と無理にサドルを押すなど怖いこともしない。 参加者に合わせて少しずつ進めるので、びっくりするくらい早く乗れるようになった。 最初の1時間で乗れるようになった子も! みんな乗れるようになった瞬間の笑顔がすばらしい。 一度乗れると、これから自転車に乗れないことは二度とない。 「いつまでもお母さんの自転車に乗るから重くて困る」「自転車でこけて嫌がったから」と、参加した保護者も喜んでいた。 この教室に参加したみんなが、今からの人生がちょっとでも楽になったんじゃないかな。

(本紙掲載 2014年3月25日)


子どもたちは、まずペダルなしで地面をけるところから
スタート。
慣れてきたらペダルを取り付けてもらい、両足でこぐ。