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マディソン突撃レポート!
Madison's report!

21 自転車でエモーショナルな1日

マディソン(メッセンジャー)
アメリカで開発されたキッズ用バイク「ストライダー」って知ってる? 普通の子ども用自転車に似ているけれど、ペダルがないこととサイズが小さいのが特徴。 5月17日に大阪で開催されたストライダーのレースを観戦し、出場した子どもたちが見せるさまざまな表情に触れた。

ストライダーには、なぜペダルが付いていないのか? それは、自転車が未体験の子どもでも乗りやすいから。 自転車の歴史を振り返ると、現在の自転車の前身「ドライジーネ」にもペダルがない。 ストライダーの乗り方もドライジーネと一緒で、サドルに座ったまま地面を足で蹴って進む。 スピードが出たら両足を地面から離し、バランスを取ればいい。

ストライダーのPRのためにアメリカで始まったレースは、日本で人気に火がつき、全4戦のレース「ストライダーカップ」と、今回取材した、楽しむためのレース「ストライダーエンジョイカップ」の2種が行われている。

このレースにはいろいろな意味がある。 参加する子どもにとっては成長への大きなステップ。 大勢の人前に立ったり、自分の運動神経にチャレンジしたり、同い年の子どもたちと交流したりと、レースを通して人生の経験値が上がる。 一方、家族にとっては、ファミリーで楽しめるお出かけスポット。 今回は大阪の名所・海遊館前が会場で、大観覧車に乗ったり、港で船を眺めたり、レース以外の時間はピクニックスタイルでくつろげる。

でもやっぱりメインイベントは、レース! 2歳から6歳(未就学児)まで、年齢別のトーナメント形式で行われ、年齢が上がるほど足が速くなり、勝負も真剣に。 大会事務局の山本勇希さんによると、「2歳はレースをしていると理解していなくても、両親が応援してくれたり、友達と走れることを純粋に楽しんでいますね。レースを意識して参加するのは4歳ぐらいから」。 一番速かった優勝者以外にも、がんばったで賞やガールズ賞などが贈られて、子どもたちは大喜び。 転んでも走るのをやめなかった子どもにも励ましの声援が送られる。 笑ったり、泣いたり、ワクワクしたり、緊張したり、ドヤ顔をキメたり…子どものあらゆる表情を見ることができるレースは、親たちにとってもエモーショナルな1日になる。

(本紙掲載 2014年6月17日)


大観覧車前に設置されたアドベンチャーゾーンで練習中の子どもたち。スロープやはしご、コーンなどで遊び心を満たす工夫が。