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世界の自転車事情
The World News

09 カンボジア・シェムリアプ

text by 斎藤 信(2004〜08年、シェムリアプ在住)
発展する市街とアンコール遺跡群を巡る
自転車レースも!シェムリアプ

高度成長真っただ中のカンボジアは、訪れるたび、街の発展に驚かされる。 僕が初めてカンボジアを訪れた2004年、アンコールワットに近いシェムリアプの街にはまだ信号が一つしかなく、 道は赤土の粘土質で、雨季には膝が浸かるほど水があふれるのも日常茶飯事。 そんな道をロードレーサーで走るなんて想像もできなかったが、最近では道路の舗装が進み、 信号の数も6つにまで増えた。昔は赤、青の意味がわからず、突っ込んでくるクルマやバイクもいたものだが。

道はずいぶん快適になったが、貧富の差が激しいこの国では、自転車は貧しい人の乗り物という認識がまだ強い。 僕が飲食店を経営していた時は、「ボスが自転車通勤なんて恥ずかしいからやめてください」とスタッフにお願いされたり(笑)、 僕のMTBの値段をたずね、「それだけあればカブが買えるのに」とあきれられたりしたことも。

そんなカンボジアで、5年前から「アンコールワット・バイク・レース」が開催されている。 コースは遺跡の中をめぐる本格的な100km、ファンライドの30km、シクロ(人を前に乗せて運ぶ自転車)レースなどのカテゴリーがある。 有名な「アンコールワット国際ハーフマラソン」の前日に行われ、 参加者は在住外国人や観光客のほか、カンボジア人の愛好者も増え続けており、 バイクもママチャリから本格レーサーまでさまざま。 家族連れやフォーメーションを組んで走る現地チームなど、自転車文化の広がりを予感させる。

シェムリアプを訪れるなら、MTBのレンタサイクルがおすすめ。 街からアンコールワットまで約10km、アンコールトムなど遺跡群を大回りしても約25km。 ガイドブックには紹介されない穴場を発見できるかも?穏やかで親切な人々との交流も存分に楽しもう!

(本紙掲載 2011年3月25日)

カンボジア
アンコールトムの南大門を走り抜ける筆者。市街地から遺跡群までは日帰りで訪れることができる。 カンボジア
最近、やっと本格的スポーツ車を扱う店が誕生。気のいいご主人と奥さんをパチリ! カンボジア
まるで事故現場!? こんな悪路も今はすっかりきれいに舗装された。
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