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世界の自転車事情
The World News

13 フランス・パリ

text by 助野美香(パリ在住)
歩道を走ると罰金に!
ルールを守って楽しむパリの自転車生活

2007年の導入以来、公共レンタサイクルVélib(ヴェリブ)はパリに定着し、観光客も多く利用している。 簡単にレンタルできる一方で、意外と知られていないのが、交通違反をすると罰金が課せられることだ。 フランスの交通ルールをわきまえてヴェリブに乗らないと、旅行者でも痛い罰金を請求される。 赤信号を無視する、一方通行の道を逆行する、歩道を走る(ただし8歳以下の子どもは自転車で歩道を走行可能)といった交通違反には135ユーロ(3日以内に払うと90ユーロ、45日以上過ぎると375ユーロ)の罰金が課せられる。

パリは一方通行だらけで、すぐそこに見えている道へ行くにも回り道が必要なことが多く、歩道を走りたくなるのはわかる。 でも交通ルールでは、歩道は歩行者のもので自転車はクルマと同様に道路の右側を走らなくてはならない。 フランスの交通ルールを知りたい場合は、在フランス日本大使館のホームページで「交通法規」を検索すると基本的な情報が得られる。

こう書くとパリはサイクリストにとってストレスたっぷりの街と思われるかもしれないが、安全に楽しむ方法はたくさんある。 たとえば、平日はクルマがビュンビュン走るセーヌ川沿いの自動車道は、日曜には自転車と歩行者に開放される。 自転車で走る親子、ランニングや散歩をする人…。さまざまな人たちがセーヌ川の風景を楽しんでいる。 ほかにも、すべてのバスレーンで自転車が走行可能になったうえ、気持ちよく走れる自転車レーンや、場合によっては自転車が逆行可能な一方通行も増えている。ルールを守ることを求めながら、パリでは自転車にやさしい街づくりが進んでいる。

(本紙掲載 2012年3月13日)

パリ
普段はよく渋滞しているセーヌ川沿いの道路が、日曜の朝9時から夕方5時は車両通行禁止に。ポン・ヌフから見える右岸のジョルジュ・ポンピドー道路では、釣りをする人もちらほら。のどかな風景が見られる。 パリ
クルマは一方通行だけれど自転車は双方向に通行していいと示す標識。このほかにも自転車に関する標識はたくさんある。「自転車以外は進入禁止」や「バスレーンで自転車走行可能」などがピクトグラムで示されている。
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