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世界の自転車事情
The World News

17 ドイツ・ベルリン

text by 浅利芙美(大阪・モハキハ店主)
エッジカルチャー沸く
ベルリンの街で見た自転車先進国の底力

保守的なイメージだったベルリンに、最近、ミュージシャンやデザイナーの知人が訪れたり移住したりしています。 その魅力を確かめに行きました。

都市交通鉄道網Sバーンのヴァルシャウアー通り駅から重いスーツケースを転がし歩いていたときのこと。 ハッと気づいてスーツケースをどけた直後、かなりの速さで私を追い抜いていった自転車。 足もとには赤茶色の自転車専用レーンがありました。

それから意識して街を見ると、日本のようにレーンに入り込む歩行者がおらず、駐車車両に妨げられることがないことに気づきます。 標識や路面表示が明確なのはもちろん、歩行者もクルマも「自転車は違う存在」という意識が根づいているのです。 だから細いレーンでもリズムよく走れます。 ベルリンの壁が残るイーストサイドギャラリー沿いのミューレン通りでも、観光客が歩道で記念撮影する横を通勤自転車がスイーッと駆け抜けて行きました。

と、自転車に目が向くと無視できないのが、紅白カラーとドイツらしい質実剛健なデザインのドイツ鉄道(DB)が運営する「Call-a-bike」。 駅前の貸し出しステーションに限らず街のあちこちで乗り捨て可能なレンタサイクルで、ネットでの登録や、携帯電話での施錠・解錠が必要なため、事前に準備して臨めば利用できるようです。

SバーンやUバーン、トラムにバスと公共交通機関が充実しているベルリン。 とはいえ交通網の空白部分の路地にエッジなカルチャーが生まれている現在。 限られた時間内にその姿を追うには徒歩ではもどかしく、次は、新鋭クリエイターや店を紹介する「BERLIN INSPIRES」のような街地図アプリを片手に、颯爽と街を走ろうと決めたのでした。

(本紙掲載 2013年3月22日)

ベルリン
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