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マディソン突撃レポート!
Madison's report!

06 自転車発電でエコライブ

マディソン(メッセンジャー)
ペダルを一踏みすると、チェーンがまわりホイールを動かす。 これはチャリの基本な動きだ。歩くより速い。景色をスピーディに楽しめる。 電車やクルマよりも自由に移動できる。これらはチャリのさまざまな魅力だ。 ところで、移動する以外に自転車でできることってあるの? その1つが自転車発電!

4月25日、大阪の扇町公園近くで自転車発電ライブが行われた。なぜ自転車で発電? それはアースデイ、環境について考える日だから。当日は8台のチャリが発電機になった。

自転車で発電する仕組みは、ライブを主催するロハスサイクル実行委員会の越智勝海さんが考案した。 発電機をつけた自転車1台から発生するエネルギー(14.4V)を、アンプなどの音響機器に流す。 「あなたの脂肪を音楽に!」のキャッチフレーズどおり、本当に人間の脚力は電力になる。まさにエコライブ。

発電機の始動ボタンを押してこいでみたら、普通にチャリに乗るよりちょっと変な感覚。 ペダルがなんか重い! 本当にぐいぐい走っているみたい。 参加者の年齢の幅は広く、白髪のおじいさんと小学生が一緒にこぐこともある。 疲れたら、手を挙げてほかの人に発電を代わってもらうのだが、熱い太陽の下、みんなすぐ疲れてくる。

そこで、競輪選手がジャジャーンと登場! 渡邊泰夫選手、佐竹昇選手、高木修二選手の3人が、ユニフォーム姿でピカピカのレース用チャリとともにステージへ。 しかし、こぐのはママチャリ、プロの足で大いに発電した。 実はこの3人もボランティア、しかも、とてもフレンドリーで、ほかの参加者とも気軽におしゃべりしている。 「自転車に乗る人が集まって、自転車の話をする。これもエコライブの目的です」と越智さん。

ライブはアコースティック、ジャズ、ファンクなど7つ。ベリーダンスのショーもあった。 ディジュリドゥなどの民族楽器も意外に多かった。 エコライブではミュージシャンだけではなく、みんなの具体的な力でライブを成功させている。 チャリをこぎながら音楽を聴いていると、自分もライブをつくっているということを実感できた。

(本紙掲載 2010年6月4日)


ライブ中、自転車をこいで電気を送る参加者。