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世界の自転車事情
The World News

11 ドイツ・ハンブルク

text by 本多博行(古本屋 あうん堂店主)
ハンブルクで
自転車・オン・ザ・レイルウェイを発見

今年の夏休みはドイツ国内を鉄道で一回りして来ました、とお客さんに話すと、やっぱりね、と納得してくださる。 というのも今は小さな古本屋を営んでいるが、昔は鉄道員だったからである。 日本国鉄(JNR)は24年前に、旧東西ドイツ国鉄は統一後17年前、ドイツ鉄道(DB)として民営化された。 今回の鉄道旅は、ドイツを北から南へ縦断しチェコへ向かうコース。出発地はドイツ最大の港湾都市・ハンブルクだ。

夕刻ハンブルク空港に着いた翌日、まずはドイツの鉄道事情を確かめにハンブルク中央駅へ出かける。 都会の駅だけあって旅客も多いが、よく見ると自転車を押してコンコースを歩いている人もかなり目立つ。 改札口がないのでそのままホームに入ってみる。電車が発着するのを眺めていると、街の中と同じように何台もの自転車が行ったり来たりしている。 日本では見慣れぬ光景なので目で後を追うと、自転車マークのある車両に自転車と一緒に乗り込んで行く。 自転車を車内の専用ポールにつなぎ、乗客は車両壁面の折りたたみシートに腰かけて発車するのを待っている。 到着した電車からはツーリング中のグループがそのままホームで支度を整え、さっそうと街に出て行く。 そんな様子を見ていると、ようやく外国にやって来たことを実感する。

ハンブルクを発つ朝、中央駅前の広場で、数日前は気づかなかった「DB」ロゴ入りの赤い自転車を見つけた。 鍵にコイン投入口があるので、「駅レンタサイクル」か。そんなことを考えながらケルン行きの都市間連絡高速列車インターシティ(IC)に乗車。 向かいのホームに入線して来た、レンタサイクルと同じ赤色の電車に自転車で乗り込む若者たちを見ているうちに、いつのまにか私の乗った列車が静かに走り始めた。

(本紙掲載 2011年9月6日)

ハンブルク
中央駅に到着後、さっそくツーリングに出かけるグループ。 ハンブルク
中央駅前広場に並ぶ赤いレンタサイクル。 ハンブルク
自転車道と歩道の標識。お母さんが自転車から子どもを守っている。
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