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世界の自転車事情
The World News

19 アメリカ・ニューヨーク

text by 福井麻紀子(ニューヨーク市在住)
ニューヨークにこの夏、新たな交通手段
「シティバイク」が仲間入り

サブウェイ、バス、イエローキャブ…交通手段の発達しているニューヨークに新たな仲間が加わった。 その名も「シティバイク」。

設置されたステーションであれば、どこでも乗車と返却が可能な自転車シェアサービスだ。 税金を一切使わず、シティバンクをはじめとする企業の出資と利用料で運営されている。 自転車台数6,000台、ステーションはマンハッタンのダウンタウンからブルックリンにかけて街中のいたるところにある。

車体は、自転車とバイクの間くらいの太めのタイヤに、強力なゴムで荷物を固定できる前カゴ付き。 身長155cmの私には少し大きいかな?と思ったが、実際乗ると、サドルは調整しやすく、3段変速が付いていて軽快に走ることができた。

自転車利用については、約6年前からニューヨーク市が力を入れている。 環境や市民の健康への配慮が目的だ。 自転車はクルマと同じ扱いで車道を走るが、ここ最近は自転車専用レーンや標識、駐輪場も増設され、自転車イベントも多数実施されている。 夏にはニューヨーク最長の歩行者天国「サマーストリート」が行われ、歩行者だけでなく爽快に走るサイクリストが多く見られた。

またニューヨークにはイベントでなくともサイクリングに最適な場所がたくさんある。 特におすすめなのは、マンハッタンとブルックリンをつなぐブルックリン橋、マンハッタン橋、ウィリアムズバーグ橋の3つの吊り橋。 どれも自転車と歩行者を分けた専用レーンがあり、走行しながらのスカイラインの眺めは最高に気持ちいい。

シティバイクは今後、アップタウンやクイーンズにも拡大される予定。 自転車への規制緩和と利用促進にさらに拍車をかけることになるだろう。

(本紙掲載 2013年9月20日)

アメリカ
8月3日に行われた恒例の歩行者天国「サマーストリート」の様子。普段自転車で入ることのできない道も走れる。この日は雨だったものの参加者は気にせず笑顔で走る。 アメリカ
観光名所のブルックリン橋も自転車レーン完備。 アメリカ
風を感じながら眺めるスカイライン。ロックフェラーセンターやエンパイヤステートビルも一望。
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