back number

レンタサイクル野郎
Rent-a-cycle yaro

12 八幡市でレンタサイクル!

小吹隆文(美術ライター)

今回は久々の京都です。京阪電車の沿線、八幡市でLet’s レンタサイクル。

まずは、京阪「八幡市駅」改札口の隣にある「八幡市観光協会」で手続きをしてください。 最初に保証金1,000円を預けますが、返却時に全額戻ってきます。 つまり、無料で自転車が借りられるのです。観光協会で鍵をもらい、徒歩3〜4分の場所にある市営駐輪場で自転車を確保したら、いよいよスタートです。

行き先候補は3つあります。 一つは八幡市随一の名所である「石清水八幡宮」。 もう一つは桜並木が美しい「背割堤」。そして3つ目が木津川にかかる「流れ橋」です。 石清水八幡宮は格の高い神社ですが、山上にあるので気軽なサイクリングには適しません。 背割堤は春のお花見で出かけましょう。 というわけで、今回の目的地は流れ橋です。 流れ橋(正式名称は上津屋橋)は、全長約350mの木橋で、増水時には橋げたが流れる構造になっています。 時代劇のロケ地としても有名です。

市営駐輪場を出て北に進むと、すぐに木津川の土手に出ます。 土手沿いの道は、嵐山から木津川市まで続く全長約45kmのサイクリングロードです。 見晴らしの良い道をゆるゆると行けば、誰もがのんびりとした気持ちになるでしょう。 途中で京阪電車の鉄橋や国道1号線、第2京阪道の下をくぐるので、鉄橋マニア、巨大建造物マニアの方にもおすすめです。

30分ほど自転車をこぐと、ついに流れ橋が見えてきました。 しかし、ショックなことが。今夏の台風12号で橋げたが流されており、現在は立ち入り禁止なのです。あぁ大失敗。私のリサーチ不足でした。 でも、橋脚だけの流れ橋も滅多に見られない珍景です。 お弁当などを用意して、流された橋を眺めつつお昼時を過ごせば、それはそれで楽しいものです。

(本紙掲載 2011年12月15日)


いぬんこ画