特集

Winter2024

no.60

WEB掲載日

2024年2月12日

いつかやらなきゃを「いま、やろう」に。災害への備え、できてる? 特集 防災と自転車 Workshop 2:かんたんTIPSを 実践しよう
防災と自転車

地震、台風、山火事。増えてる災害、次はいつ起こる?誰にも予測できないからこそ、日ごろの備えが大事!そこで今回は、自転車の視点で防災を考えるお勉強企画。防災の意識を高める3つのワークショップを実践していざという時に、自転車を「頼れる相棒」にしよう。

避難時に必要最低限のアイテムが運べるとSNSなどで話題になった「防災ボトル」。災害時だけでなく、自転車の事故でも役立つサイクリスト的な防災ボトルを作ってみよう。

いざという時に落ち着いて行動できるよう、災害時に役立つ知識は日頃からしっかり身につけておきたい。ここでは、「地図」と「ライト」を使った2つのTIPSを学んでみよう。どちらも普段、自転車に乗る時に使うものだけれど、防災モードの使い方を知っておくと、より防災力を高めることができる。
1つ目のTIPSは、自宅やその周辺の被災リスクを確認する「ハザードマップ・ライド」のススメ。各自治体から提供されている防災マップを読み解き、危険区域を避けて安全に避難所へ移動できるようになろう。今回はスマートフォン対応の地図アプリを使ってハザードマップを確認してみるよ。
2つ目のTIPSは、知っておくと非常時に役立つ、サイクリングボトルと自転車ライトで作る「即席ランタン」のアイデア。ライトをボトルで覆うだけで、ライトの光源がより明るくなるよ。夜間の避難では、明かりがあるとホッとできるから、試してみて。
どちらも、いつも使う身近なアイテムで簡単にできちゃうTIPS。非常時に、とっさに実践できるよう、日頃から家族や仲間と一緒に練習してみてね。

自宅周辺を「防災」視点でチェック! スマートフォンの操作は停止してから行おう。

TIPS ①MAP ハザードマップ・ライドのススメ

「ハザードマップ」とは、土砂災害、洪水、津波、高潮など、被災リスクの高い区域と、避難所の位置を示した地図。水害が起こりやすい、津波の浸水域が広いなどの特徴が地図上に色分けされている。
おすすめは、天気の良い日に実際の地形を自転車で見に行く「ハザードマップ・ライド」。被災リスクと地形の関係をよく観察して覚えておけば、防災の知識も深まるよ。

✓ 普段は気づきにくい被災リスクを知ろう
✓ 持ち運びやすい地図アプリを活用しよう

おすすめの地図アプリ
「Yahoo!マップ」

“迷わないため”の地図デザインに定評のある、LINEヤフー株式会社の地図アプリ。「防災モード」を搭載し、全国のハザードマップをスマホでチェックできる。災害時の通信障害でも、オフラインで閲覧OK。

map.yahoo.co.jp/promo/

TIPS ②LIGHT ライト×ボトルの即席ランタン

停電に遭遇した時、身近なアイテムで作る「即席ランタン」のアイデアをご紹介。必要なのは、自転車用ライトとサイクリングボトルの2つで、フタを外したボトルをライトの上からかぶせれば完成!
非常時の灯りには、本を読めるほどの明るさは求めず、いまいる場所の「どこに何があるか」を判断できる程度で十分と覚えよう。灯りがあるだけで心も落ち着くよ。

✓ 自転車ライトの光源を災害時に活かそう
✓ 光を拡散するコツを覚えて、応用しよう

おすすめの自転車ライト
CATEYE「AMPP300」

“迷わないため”ワイドな配光で、視認性と被視認性を高めた充電式LEDライト。使用時間は、100ルーメンのローモードで約8時間、300ルーメンのハイモードは約3時間。電池残量がわかるバッテリーインジケーター搭載。
4,180円 税込

www.cateye.com

紙面掲載日:2024年1月19日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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