自転車・食・対話がテーマの体験型サイクルステーション 「BLOCK 47」 block47.jp

JR東海道新幹線「岐阜羽島駅」と名古屋鉄道「新羽島駅」から徒歩5分。営業時間は10:00~20:00(土日祝9:30~)、カフェは10:00~20:30(LO20:00)。月曜休(祝日は営業)。

今号の特集「サイクルトレインの旅」で取材した岐阜県内にて今年4月17日(日)、グランドオープンした大型自転車施設「BLOCK47(ブロックヨンジュウナナ)」。JR東海道新幹線「岐阜羽島駅」から徒歩5分の好立地で、周辺には木曽川・長良川・揖斐川の三川からなる、サイクリングに最適な田園地帯が広がっている。ここを拠点にどんな自転車の楽しみが生み出されるのか、現地で取材した。
 

新幹線+レンタサイクルで旅が広がる

BLOCK47が誇るレンタサイクル。ハイエンドなロードバイクから、Eバイク、キッズバイクまで約50台がそろう。

まず驚いたのは、新幹線駅からのアクセスの良さ。岐阜羽島駅は名古屋駅と米原駅の間に位置し、東海道新幹線の「こだま号」「ひかり号」が毎時2~3本ほど停車する。新幹線輪行で岐阜を訪れるも良し、BLOCK47で自転車をレンタサイクルして遠方を目指しても良しと、新幹線輪行を組み合わせて自転車旅を幅広く計画できるのは大きな利点だ。

また、西側には長良川、東側には木曽川と2つのサイクリングルートに挟まれたエリアにあるため、多彩なライドが計画できるのもポイント。BLOCK47から大垣市街地まで約10km、岐阜市街地までは長良川沿いに北上して18kmほどと、県内の観光地へもビギナーが楽に走れる距離でアクセスできる。周辺を熟知したスタッフにおすすめルートを聞いて、岐阜サイクリングを充実させよう。

芝生広場にある木製の野外自転車練習場「パラメタトラック」は1周約40m。キッズバイクレンタル付きで15分500円~。

子どもと訪れるなら、敷地内にある木製の野外自転車練習場「パラメタトラック」でキッズバイクをレンタル。新幹線も見える芝生広場で思いっきり走り回ることができる。

 

室内で涼しく「自転車のある時間」を満喫!

「自転車に関連したものづくり」に挑戦できるDIYモノづくり工房。ボトルケージなどの小物の溶接体験は毎日開催。

暑い時期、外で自転車に乗るよりも館内でのんびり涼みたい?それなら、室内で「自転車の楽しさ」を体感できるコンテンツで自転車時間を満喫してみては。洗車コーナーに愛車を持ち込んでピカピカに洗ってもらったり、展示コーナーで新しい出会いにワクワクしたり、サイクルフィットネスエリアやDIYものづくり工房にチャレンジしてみるのも◎

サイクルフィットネスエリアでは、室内で本格的なライドが楽しめる「スマートトレーナー」を気軽に体験できる。

ライドや館内での体験の前後には地産地消をテーマにしたカフェ「BLOCK47-Eats」で、ひと休み。ランチからカフェ、ディナーまで気軽に利用でき、芝生広場に面した屋根付きのテラス席などでゆったりとくつろげる。

カフェのオリジナルスイーツ「白川抹茶とみそぎ団子のパフェ」1,000円税込(数量限定)。

物販エリア「BLOCK47 Gifts」では、次のサイクリングにつれて行きたくなる“地域のおいしいもの”を見つける楽しみも待っている。ガイドツアーやマルシェイベントなど、今後の展開にもさらなる期待が集まる新施設。この夏の目的地に岐阜羽島はいかが?
text by 杉谷紗香(編集部)
紙面掲載日:2022年7月28日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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