サイクルピクニック部 no.22 お外で優雅に“ヌン活”を。「紅茶の時間を楽しむ英国式ピクニック」の巻 英国式紅茶ピクニック

撮影協力/Pacific Cycles Japan pacific-cycles-japan.com

近ごろ耳にする、“ヌン活”。これは「アフタヌーンティーをゆっくり楽しむ活動」のこと。それならcycleでは、ピクニックでヌン活!アウトドアでのおいしい紅茶の淹れ方を2パターンご紹介しよう。香り高き紅茶を淹れたら、英国式のお茶請けでごゆるりと。ハットとスカーフ、チェックのアイテムでキメて、紳士&淑女の気分を満喫して。
火を使える場所を事前に調べよう

ミニストーブを使ってアウトドアで調理する場合、どんな場所でもできるわけではないので要注意。「火気使用がOKな場所」を必ず選ぼう。ビーチや公園によってはBBQ広場など、決められた場所でしか火気使用が許可されてないことがある。予約が必要な場合や、利用が有料の場合もあるので、出かける前によく調べておこう。

[初級編] ティーインフューザーで

1人分の紅茶を少ない道具でおいしく淹れるには、「ティーインフューザー」がおすすめ。球状の茶こしの内側に茶葉を入れて、繰り返し使えるティーバッグのようなアイテム。お湯を注いだカップに直接入れるだけでOKだから、後片付けも楽ちん。

[用意するもの]

ティーインフューザー
❷ カップ
❸ ケトル
❹ ミニストーブ
❺ ティースプーン
❻ 紅茶茶葉
❼ 水
❽ テーブル
 

STEP① 湯を沸かす

テーブルをセットして、お湯が沸かせるぐらいの火力をもつミニストーブを用意しよう。紅茶をおいしく淹れるのに適した湯の温度は95°C以上が基本。

STEP② 熱湯を注ぐ

1人分の茶葉は、ティースプーン1杯分。ティーインフューザーに茶葉を入れたら、沸かしたての湯をカップに注いで、茶葉を4~5分ひたせば完成!
 



[中級編] フレンチプレスで

2杯分の紅茶を一度に淹れたり、1人分をたっぷり淹れたりしたいときは「フレンチプレス」を使うと便利。ポットと、茶こしのように働く「プランジャー」がセットになっていて、茶葉に湯を注いだ後、内側のプランジャーで茶葉を押して抽出する。今回使用したのはフレンチプレスの代表的メーカー「bodum」製。割れにくく、アウトドアでも扱いやすいプラスチックビーカーのモデルがおすすめ。

[用意するもの]

フレンチプレス
❷ カップ
❸ ケトル
❹ ミニストーブ
❺ ティースプーン
❻ 紅茶茶葉
❼ 水
❽ テーブル
 

STEP① 湯を沸かす

テーブルを用意して、ミニストーブで湯を95°C以上に沸かそう。水を入れたケトルが重くなるなら、安定する大きめのストーブを選ぶのが大事。

STEP② 茶葉を入れる

フレンチプレスのビーカーに茶葉を入れる。1人分はティースプーン1杯。茶葉の持ち運びには茶缶があると、おいしさをキープでき、気分も上がる。

STEP③ 茶葉に湯を注ぐ

沸騰した湯を一気に注ぐ。1人分の湯の量は150~200cc。ポイントは茶葉のうまみが出るように、ビーカーの中で茶葉がしっかり浮くように注ぐこと。

STEP④ おいしくなるのを待つ

フレンチプレスのフタを閉めて4~5分蒸らす。ポットは動かさず、静かに待つのがおいしさのコツ。時間になったらプランジャーを押し下げて完成!



[recipe] キュウリのサンドイッチ

アフタヌーンティーの定番メニューといえば、一口サイズのサンドイッチ。ここでは、英国貴族も溺愛するという「キュウリのサンドイッチ(Cucumber Sandwich)」をご紹介。材料は4つだけ、シンプルなのにハマる味。ハーブを加えてアレンジしても。

❶ 材料を用意する

キュウリ1本、サンドイッチ用のパン4枚、バター、酢の4つだけ。酢は、ワインビネガーがおすすめ。

STEP② キュウリに味付け

キュウリは洗ってから皮をむき、薄切りに。ボウルに入れて、全体にまんべんなく酢をかけて20~30分おく。

STEP③ 具をサンドする

のキュウリは挟む前によく絞って水気を切る。パンにバターを塗り、キュウリを並べてサンドすれば完成。
text by 杉谷紗香(編集部)
紙面掲載日:2022年10月21日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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