オスギのしまなみ自転車暮らし no.04 「サ活」とアイスクリーム 自転車熱が高じて、尾道へ移住した編集長スギタニが、暮らしの視点から、自転車で楽しむしまなみ海道の魅力をつづる連載。第4回は、定例イベントとなっている「サウナ通い」について。自転車とサウナの相性、抜群です!

text & photo by 杉谷紗香(編集部)

サウナに通う「サ活」を続けて1年ほど。「そろそろ行きたいな」と定期的にサウナの温もりを思い浮かべ、回数券を買うほどまでになった。

(左)日帰り入浴できる瀬戸田の銭湯「yubune」は、暖簾が目印。
(右)向島から因島大橋を渡り、“スローダウン”な「サ活」ライドへ。

お気に入りはしまなみ海道・生口島にある銭湯「yubune」のサウナ。自宅のある向島からyubuneまで片道30kmほど、のんびり走っても約1時間半で到着する。いつものルートは往路を自走して、復路は瀬戸田港から船で因島・重井東港までショートカット。10時までに向島を出発して、1時間ほどサウナを満喫したら、湯冷めしないうちに15時の船に乗るのが定番プランになった。

因島大橋を渡るとき、路面にペイントされた「SLOW DOWN」の表示が目に入ると、いつも不思議と心が落ち着く。加速も減速も、自分次第―。日常から離れて、心身ともにスローダウンするのは大切だと改めて思う。定期的に同じルートを走ると、光や風の変化で、季節が進んでいたことにも気づかされる。

手作りアイスクリームを提供するサイクルカフェ「tsubutaSANK!」は向島の西海岸、津部田(つぶた)エリアに今年9月23日にオープン! 夕陽スポットの海岸が目の前という絶好のロケーションで、旬の地元食材を使ったナチュラルアイスクリームがいただける。

今年9月、向島に新しいサイクルカフェ&アイスクリーム店がオープンして、いつものサ活の目的が増えた。自転車に乗り、サウナで汗をかき、締めくくりはごほうびアイスクリームに舌鼓。好きなものにチューニングして、しっかり“ととのう”しまなみ海道ライド、冬には柑橘を買う楽しみも加わって、最高!
紙面掲載日:2022年10月21日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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