パッと食べて、サッとGO! メッセンジャーの“待機メシ” 「メッセンジャーコラム」特別編
全国ご当地「待機メシ」5選

「待機中のメッセンジャーが、どんなごはんやオヤツを食べているか、質問してみたらおもしろいかも!」。そんなアイデアで企画した、全国5社のメッセンジャーに聞く“待機メシ”。デリバリーの疲れをいやし、元気を最速でチャージしてくれる推しメニューを知ると、ローカルの魅力も見えてくるようだ。

YOKOHAMA

「海員生協食堂のカツカレー」

待機中はいつオーダーを振られるかわからないので、注文後に出てくるのが早くて、立ったまま食べられるのが良い。僕のおすすめは、主に港湾エリアで働く人が利用する「海員生協」の食堂。カツカレーが安くてうまい!本牧ふ頭と大黒ふ頭にもお店があるけど、イチオシは大桟橋店です。

text by ツッチー(Courio-City)
Q.「一番びっくりした荷物は?」
横浜港の海水。研究施設からのオーダーで、3か月に一度程度、4リットルのポリタンクに入れた海水を運びます。水質検査のためだそうですが、最初にこのオーダーを受けた時は、「海水を運ぶ?どういうこと?」とびっくりしたのを覚えています。

FUKUOKA

「マンハッタン」

僕たちは固定した昼休憩の時間を設けていないので、休める時に休むスタイル。だから、お店に入ってゆっくり食べることはほぼなく、コンビニやスーパーでとりあえず何か買う。そんな時、悩んだらこのパン!という僕の推しはリョーユーパンの「マンハッタン」。まだ九州限定のはず。

text by ナオ(messenger’s)
Q.「一番びっくりした荷物は?」
時計の修理。とある社長さんからのオーダーで、天神から25kmほど離れたご自宅へ行き、時計を集荷して、天神で電池交換。そして、修理した時計を再びご自宅へお届け。1件のオーダーで2往復して、100kmほど走りました。配送料金も高かった記憶。

TOKYO

「コーヒー」

“メシ”ではないですが、待機になった時ON/OFFの切り替えになるので、コーヒーは欠かせません。都内各所にお気に入りのお店があります。業務後に仲間たちと知り合いのお店でコーヒーを飲んで他愛ない話をすることも。コーヒーがあることで広がる輪もある、大事な一杯です。

text by ラスタ(courier)
Q.「一番びっくりした荷物は?」
大雨の日、ビデオテープが4本入った袋のデリバリーを、同時に4件受け付けた時。クライアントはテレビ局関係。海外製の大きなバックパックをMAXまで広げても全部入りきらず、外付け用コードでくくりつけて運んだのは未だに忘れられないです。

NAGOYA

「ボスの手作りおやつ」

待機中は事務所で自転車修理をしています。事務所でふるまわれるのは我らがボス、イズルさん手作りのクッキー&パンケーキ!金曜の朝、イズルさんは事務所と同じビルにあるコミュニティスペースでモーニングを出すので、その後で僕らのオヤツも作ってくれます。仲間思いのボス♪

text by 一平(DAISY MESSENGER)
Q.「一番びっくりした荷物は?」
お花のデリバリーや定期便も行う我が社。お祝いや感謝がこもったお花を崩れないよう届けるのは毎回緊張するし、それぞれのお花にドラマがあります。カーゴバイクからあふれるほどのお花を運んだ時は、道路の注目を集めて“一人パレード”状態!

OKINAWA

「亀かめそばの軟骨そば」

沖縄の待機メシといえば、沖縄そば。中でも「亀かめそば」は、おいしさ、店員さんの人柄、価格と、どれをとっても沖縄で一番おすすめ。デリバリーの途中で食べる軟骨そばは、つかれた身体の隅々までスープのおいしさが染み渡るくらい、「いっぺーまーさん(とってもおいしい)」です。

text by shimon(Cycle Works Messenger Service)
Q.「一番びっくりした荷物は?」
ピックアップは那覇空港、そこから103km離れたホテルへのデリバリー。配送締切時間に間に合うよう、まだ暗い朝5時ごろ出発して向かいました。ちなみにお届け物は、当日演奏する「ピアノの楽譜」。往復200km超の配達でとても印象に残っています。

text by 杉谷紗香(編集部) illustration by 吉田彩子
紙面掲載日:2023年7月28日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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