特集

Spring2021

no.49

WEB掲載日

2021年7月21日

特集「はじめてのじてんしゃ」 どうやって練習する?

「自転車に乗れるようになりたい!」と子どもに言われたとき、どこで、どうやって練習すれば良いんだろう? そんな自転車ビギナーの親子も気軽にチャレンジできる練習方法を「velo life UNPEU」の小林さんに教えてもらった。練習場所は?「家の近くにある公園はいつも行くから身近だし、家から公園まで走っていく練習にもなります」。子どもに伝わる声かけをしながら、3つのステップで無理なく少しずつ練習していこう。

STEP① 地面から足を離そう

最初の練習は、「足を地面から離すこと」。自転車の補助輪あり/なしは、どちらでもOKだけど、できれば下準備としてペダルを外すのがオススメ(自転車店に持ち込んで外してもらおう)。サドルに座ってハンドルをもち、両足を浮かせたら、最初は大人が背中を押しながら前へ。怖がらなくなったら、キックバイクのように自分の足で地面を蹴って前に進んでみよう。乗車姿勢に慣れ、バランスがとれてくると、視線を前方に向けて走るコツをつかめる。

STEP② ペダルを回してみよう

地面を蹴って自分で前へ進めるようになったら、ペダルを回す練習にチャレンジ。STEP①で外したペダルは自転車店でつけなおしてもらおう。この時点で、まだ補助輪がついていても問題なし。大事なのは、ペダルをくるくる回すことに夢中になって視線が下向きにならないようにすること。前へ進むとき、大人の補助は、子どもの身体ではなく、自転車を支えるようにすると、子どもが自転車に乗りながらバランスをとることを覚えやすい。

STEP③ ブレーキを使おう

ペダルを回しながらふらつかずに前進でき、スピードを出せるようになったら、補助輪を外して二輪で乗る練習を。スピードに乗って前進できるようになったら、締めくくりにブレーキの使い方をマスターしよう。前ブレーキは「右手側」、後ろブレーキは「左手側」。ブレーキは自転車の“命綱”。安全に走って止まれるように、制動力の高い前ブレーキの操作はしっかり覚えること。ブレーキレバーが握りやすい角度かどうかも練習前に確認して。
text by 杉谷紗香(編集部) illustration by 吉田彩子
紙面掲載日:2021年4月23日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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