自分にできることを、きょう、始めよう cycle的SDGs Action04:知る 自分にできることを、きょう、始めよう
cycle的に「SDGs」を考えてみるお勉強企画。Action:04は「知る」。もっとSDGsに貢献するためにできることって、あるのかな? ここでは世界のSDGs的な取り組みをご紹介。日本でも実現する方法、考えよう。





自転車で農業をサスティナブルに
ペダルをこいで世界を変えるコーヒー農場に希望の星!
ペダルをこいで世界を変えるコーヒー農場に希望の星!
そんな現状を変える新機軸が、この小型で安価な自転車式脱穀機だ。小さな農場でも導入が容易で、脱穀などの生産処理を行うことで豆に付加価値が生まれ、取引価格が上昇する。正当な対価を得ることで、農場で働く人々が仕事に誇りを持つことにもつながる。また従来の脱穀機に利用される燃料や電力、大量の水は不要で、環境にもやさしい。

低コストで環境負荷ゼロ。画期的な自転車式脱穀機は小規模農家を救うと、グアテマラはもちろん、各国で話題に。

豆の乾燥はビニールハウスで。機械式乾燥によるCO2排出と、天日干しによる天候の影響や虫害の心配も緩和された。

収穫されたばかりの果実。脱穀した果皮や果肉は、乾燥してポリフェノールたっぷりのお茶に! WEBで購入可。
text by 足立知子(編集部)

自転車フレームの再利用
ママチャリが砂漠の国へ笑顔を届けるアップサイクル
ママチャリが砂漠の国へ笑顔を届けるアップサイクル
中東貿易の中継地であるドバイには、日本で廃棄された自転車のフレームもたどり着く。そこに注目した姉妹は、車体を分解してフレームをきれいに掃除した後、40色以上の中から客のオーダーに合わせてカラフルに塗装。サドルやタイヤなどのパーツをカスタムして販売している。公式サイトやSNSに登場する自転車たちは、ママチャリの面影はあるものの、姉妹のセンスが活かされた個性的でかわいらしいものばかり! それだけでなく、これまでの活動で推定約5万kgのCO2排出量を抑制し、環境に貢献した点にも注目だ。

ラニア・カーンとザイナ・カーンの姉妹。自転車産業の規模が小さいドバイでは自転車部品を入手するのに苦労するそう。

「CHARICYCLES」の自転車たち。カラーリングとカスタムに姉妹のセンスが光る。

text by 眞田健吾(編集部)

自転車の楽しさを伝える
「自転車の楽しさ」を語ってシェアして共感を広げる
「自転車の楽しさ」を語ってシェアして共感を広げる

2019年に開催された「Bikes + Community」の回。トロントで活動する自転車コミュニティの主催者や参加者が語り合った。

コロナ禍以降はオンライン開催を実施。カナダ以外からの語り手が登場できるようになり、世界的なイベントに。

自転車ショップなどを会場にトロントとオタワで開催。80以上の“物語”がシェアされた。
text by 杉谷紗香(編集部)


※記事の内容は紙面掲載時点の情報です