世界の自転車ニュース no.55 フランクフルトで初開催! 世界最大規模の展示会は 「モビリティショー」へ 「ドイツ・フランクフルト」
text by 小畑和香子(フランクフルト在住)
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今年のユーロバイクは7月13日~17日の5日間開催。前半3日間は商業ビジターが33,780人、一般向けの後半2日間は27,370人が来場し、成長著しい新たなモビリティを体験した。
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ユーロバイクのフランクフルト環境賞を受賞し、壇上に上がる「フランクフルト自転車市民決議」。この市民イニシアチブなしに、近年の自転車インフラの変化を語れない。
そんなここ数年の自転車交通を取り巻く変化は、会場のあちこちで見ることができた。初日メインステージに招かれた元ニューヨーク市交通局長ジャネット・サディク=カーンは、「技術力ではなく想像力の問題(が自転車インフラの改善を阻んでいる)」と説いた。さらに、連邦交通大臣の後に登場したモビリティ専門家カティヤ・ディールは、従来型のスムーズな交通に比重を置く政策からモビリティの貧困解消を目指す政策への転換を訴え、会場から多くの支持を得ていた。
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パネルディスカッション「カーゴバイクと政治」にて、連邦交通省が作成したカーゴバイクのステッカーを持って。
紙面掲載日:2022年10月21日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です