オスギのしまなみ自転車暮らし no.06 向島おいしいものめぐり 自転車熱が高じて、尾道へ移住した編集長スギタニが、暮らしの視点からしまなみ海道の魅力をつづる連載。第6回は拡大版でお届け!2022年以降、新店オープンが続いている向島で「おいしいもの」をテーマに半日走ってみた。

「木曽サイクル」のレンタサイクルでGO! Instagram: @kiso.cycle.mukaishima  車体協力/ ! cycles「C101!」(マルイ) em-cycles.com

私の暮らす向島は近頃、グッドなニュースが多い。2022年末、しまなみ海道のルートを車道にペイントした“ブルーライン”が向島を1周できるように延伸された。4月からは、向島の玄関口の一つ、駅前渡船からすぐの自転車店「木曽サイクル」がリニューアルして、レンタサイクルをスタート! 向島内の貸出拠点が増えた。さらに、向島内をメインにのんびり走る「ララライド部」が発足して、一緒に走る仲間もできた。今回はララライド部メンバー、木曽サイクル・木曽智子さんと向島一周20kmのライドへ出かけてみた。
本日のテーマは「向島のおいしいものをめぐる」。木曽サイクルを起点に、時計回りにスタート。1件目は「自転車専用サイダー」が新発売となった「後藤鉱泉所」さんへ。

昭和レトロな地サイダーが人気の「後藤鉱泉所」。新商品の「自転車専用サイダー」は定番のマルゴサイダーより糖の吸収がおだやかで運動中に最適。
Instagram:@maru5_gotokosensho

訪れるたびに何か新商品がある気がする、楽しい地サイダーのお店だ。ラベルには「パラチースを配合」と書いてあり、糖の吸収がおだやかでアスリート向けだそう。海辺で飲む用に1本ずつテイクアウトして東へ。

向島の南側、立花の浜付近にもブルーラインが新設された。

ブルーラインが新設された向島の東海岸は、のんびりした海沿いの景色がたまらない! キラキラ光る春の海を眺めながら立花地区のビーチまで来たらサイダーで休憩して、西海岸を目指す。

「tsubuta SANK!」は2022年9月にオープンしたサイクルカフェ。アイスクリームほか、オリジナルブレンドコーヒーなどのドリンクやクロワッサン、焼き菓子も。
Instagram:@tsubuta.sank

お目当ては、旬の地元食材を使ったナチュラルアイスクリームが絶品の「tsubuta SANK!」さん。ララライド部でもこちらを目的地に朝活サイクリングをすることが多い。この日はいまがシーズンの柑橘「麗紅」を使ったアイスクリームでリフレッシュ!

しまなみ海道のブルーライン沿いには柑橘の直売所が多数並ぶ。一押しは、tsubuta SANK!さんからも近い「山一楠青果」。毎年10月~5月の期間限定ながら、地元民も通う人気店だ。

そう、春先のしまなみ海道は柑橘天国。3件目は柑橘目当てで直売所へ。移住当初は柑橘の種類の多さに驚いたけど、いまでは品種を指名買い。この日も好物の「はるみ」を買えて、ホクホクした気持ちでゴール! ラララ♪と歌いながら走りたくなる向島一周ライド、愛車やレンタサイクルで、ぜひ試してみて。
text & photo by 杉谷紗香(編集部)
紙面掲載日:2023年4月28日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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