ようこそ! グラベルフレンズ Vol.1 グラベルあれこれ Q&A/子どもとグラベルライド体験記!
「オフロード」の道を走るってムズカシそう? 「グラベル」って、どんな楽しみがあるの? そんな素朴なギモンを解決して、「グラベルライド」の魅力をやわらかく紹介する新連載。第1回は、海外でのオフロード体験から「もっとグラベルを知りたい」と盛り上がる編集部がグラベルの“謎”に迫る!
子どもとグラベルライド体験記!
「オフロード」を走るって、実際どんな感じ? 編集部オスギが連休中に訪れたニュージーランドで、子どもとオフロードの自転車道を走ってみたよ。木陰の一本道から砂利道、砂浜まで路面もさまざま。片道7kmのライドをレポート!
START!
ラビット島のグラベルへGO♫
今回訪れたのはニュージーランド南島にある自転車道「タスマンズ・グレート・テイスト・トレイル」。マプアの町にある「Kiwi Journeys」でオフロード用自転車を借り、フェリーでラビット島へ。島に渡ってすぐ、「タスマンズ・グレート・テイスト・トレイル」の看板がお出迎え。全200kmのルートのうち、ラビット島内は平坦でファミリーにも人気。
ゆっくり走って道に慣れよう
走り出してすぐは、見通しの良い砂利道が続き、オフロード未経験の子どもにとっては良い練習。太いタイヤで砂埃をあげて走ると、冒険気分が盛り上がる!
コケた! でもなぜか笑っちゃう
途中、最年少が転倒したものの、「コケちゃった〜!」と笑顔でうれしそう。すぐ砂埃を払って、再び元気良くこぎだした。グラベルの魔法にかかりはじめた!?
木陰の一本道をグイグイ走る!
ラビット島内の多くは、すれ違う余裕がたっぷりある木陰のオフロード。しっかり加速したい人も、小さい子のスピードに合わせる家族にも、多様な楽しみが。
砂利道から砂浜へ。もうすぐゴール
島の北側はタスマン湾に面していて、自転車道から少しそれるだけで美しいビーチにアクセスできる。木陰を抜け、砂浜を押し歩きしたら、ちょっと休憩!
GOAL!
砂利道も、砂浜もオフロードの仲間!
この日のゴール、島の北東にある「ラビットアイランドビーチ」に到着! 砂利道を走るワクワクを満喫した後は、海辺でクールダウン。「オフロード」と一言で表現できないほど楽しみの幅が広い。
オフロードの楽しみは無限大∞
BBQやピクニックと組み合わせたり、写真のように絶景エリアまでクルマで輪行したり。ニュージーランドで見たグラベルの遊び方は日常的で、マネしたい!
グラベルあれこれQ&A
言葉はよく聞くけど、くわしくわからない! 素朴なギモンをグラベルくんに聞いてみた。
A. “砂利”を指す言葉だよ
自転車でいう「グラベルライド」とは、砂利道などのオフロード(未舗装路)も舗装路も、あらゆるフィールドを自由に走って楽しむこと。オフロードは意外と身近な場所にあるよ。
A. 舗装されてない道全部!
未舗装路(オフロード)は、道路の表面がコンクリートやアスファルトなどで敷き固められていない道。砂利道、林道、砂浜などが当てはまるよ。ちなみに国内の道路舗装率は28.2%(注)で、一般道路の約70%は未舗装路なんだって!
*注 国土交通省『道路統計年表 2023』
A. フレームやタイヤが専用設計
振動を吸収するフレームや、ロードバイクよりも太いタイヤが採用されているのが特徴だよ。同じくオフロードに適した「マウンテンバイク」と違うのは、ラクに長距離・長時間のライドがどんな道でも楽しめること。
A. もちろん! タイヤが万能選手◎
グラベル用タイヤは横幅が広くて厚みがあり、クッション性も高いのが特長。またパンクにも強いから、ジテツウなど普段遣いにも最適! 幅広い路面に対応してオールマイティに走れるのが心強い。
A. ハイキングの自転車版を想像して!
自転車歴や速さに関係なく、走ること自体が楽しくなるのがグラベルの良さ。いつもの舗装路から少し脇の砂利道へ入ってみたり、河川敷をあえて走ってみたり。オフロードは自然環境により近いから、短距離を走るだけでハイキング気分♪
A. いつもの道での「寄り道」から!
一番の楽しみは、身近なエリアの魅力を再発見できること。初めはよく知っている道からスタートして、慣れたらどんどん寄り道&開拓。もっと乗りたくなったらライドイベントなど、グラベルの世界を広げてくれる場所へ行ってみよう!
紙面掲載日:2024年7月19日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です