サイクルスタイル no.63 北海道・ニセコの冬はグラベルバイクとスキーがあるともっと楽しい!  「峠ケ孝高さん(SPROUT/Camp&Go 代表)」 SPROUT sprout-project.com Camp&Go campandgo.jp

愛車は?

「FAIRDALEのWEEKENDER NOMAD。コーヒー豆の配達から、キャンプライドの遠出まで頼れる相棒です」

SPROUTとCamp&Goはどんな場所?

「SPROUTは自家焙煎のスペシャルティ・コーヒーを通じて、人やモノ・コトをつなげるカフェで、Camp&Goの中にあります。Camp&Goにはオーガニック食品と観葉植物のお店、スポーツギアショップ、ギャラリーも併設」

お世話になっている自転車店は?

「札幌のSAM’S BIKEさん。僕らは自転車系イベントにコーヒーの出店で行くことが多いんですが、同じイベントの出店者つながりで仲良くさせてもらっています」

雪の日の朝、リラックスしたスタイルで登場してくださったのは、北海道ニセコの倶知安駅前にあるカフェ「SPROUT」代表の峠ケさん。乗り始めて1年ほど、というクロモリのグラベルバイクは米・FAIRDALE製で、アウトドアをこよなく愛する峠ケさんのライフスタイルに早くもなじんで、良い感じ。
「クロモリの乗り心地がとても良くて、意外と速い。そしてスーッと楽に走っていけるのが気に入っています。あとは自転車のルックスがガチすぎないところも好き」と笑う。

リュックにスキー板、フロントラックにスキーブーツ! 自由度と機動力の高いスキー&グラベルライドは、峠ケさんの冬季イチオシ。

千葉からニセコへ移住して20年目。トレイルランニングとハイキングをメインに、カヤック、スキー、MTB、ロードバイクと、多彩なアクティビティを通してニセコのフィールドを楽しむ峠ケさんとグラベルの出会いは?

「子どもの自転車を札幌のSAM’S BIKEさんへ買いに行った時、この自転車に一目惚れしちゃって。ちょうどバイクキャンプがしたい気分でもあったので、導入を決めました」。ニセコのシンボル、羊蹄山の麓には極上のグラベルが広がっているそうで、「フィールドには本当に恵まれてる!」と峠ケさん。夏は日照時間が長く、早朝3〜4時から夜8時ごろまでずっと明るいため、自転車に乗る時間をたっぷり長く確保できるそう。

一方、冬の楽しみといえばスキー。「グラベルでスキーに行くのが最高♪ スキー板を背負って自転車で目当ての山まで走り、ひとすべりしたら次の山へ。スキーと自転車を組み合わせたらこんなに遊び方が広がるんだって病みつきになりますよ。ニセコはGW明けまで雪が残ってるから、ぜひ試しに来て」。
2019年にはニセコの山で遊ぶ人々が集う場「Camp&Go」をオープンし、遊び方の情報発信力も多様性もパワーアップ。ニセコ遊びのこれからも楽しみ!
text & photo by 杉谷紗香(cycle 編集部)
紙面掲載日:2025年1月31日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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