サイクルスタイル no.61 瀬戸内ブルーなtokyobikeで 走って感じて、こさえる 季節のジャムとお菓子たち 「上杉裕加さん」 Instagram: @cosakuu

text & photo by 杉谷紗香(cycle 編集部)

愛車は?

「tokyobikeのTOKYOBIKE 26。遠くへ軽やかに走っていけそうなフォルムと、しまなみ海道周辺のおだやかな海の色を思わせるアッシュブルーに一目惚れ!」

お世話になっている自転車店は?

「JR広島駅近くのpop grumpyさん。tokyobikeの取り扱いが豊富で、愛車もこちらでお願いしました。自転車のほかに生活雑貨も販売されていて、cosakuüのポップアップも! 今年7月13日~28日に焼き菓子を販売します」

いつか走ってみたい場所は?

「フランスのモン・サン=ミッシェル。昔、旅行中にランで立ち寄ったことがあり、次は自転車で行ってみたい!」

瀬戸内海のような深いブルーのtokyobikeで登場してくださったのは、季節のジャムと焼き菓子を販売する「cosakuü」の店主で、広島は尾道在住のジャム職人・上杉さん。この自転車を選んだきっかけは、あこがれのニット作家がSNSに投稿した1枚の写真だった。

「ニット作家の保里尚美さんがInstagramで自転車の写真を投稿されていて知ったのがtokyobike。保里さんはBISOUに乗っていて、その姿がなんてオシャレなんだろ~!って印象的で。もし自分が乗るなら同じブランドがイイな、って決めていたんです」。

転機は、お子さんが小学校に進学し、子育てに一区切りついた2019年。

「20代の頃はクロスバイクに乗っていたけど、子育て中は自転車に乗る機会がほぼなく、レンタサイクルでたまに走る程度。ただ、元々マラソンや山登りをしていて、身体を動かすのが好きだったので、コロナ禍で一気に“自転車に乗りたい!”という想いが強くなって購入に踏み切りました。

せっかくしまなみ海道のある街に住んでいるんだし、長距離も走れるタイプがいいなと思ってのチョイスですが、街乗りも遠乗りも楽しめていて大満足です」。

こだわって選んだサドルは英国BROOKS製。「シボ革タイプは革サドルの中でもお尻になじみやすいと聞いて。細めのフォルムも好み」


自転車のある尾道暮らしって、どんな感じでしょう?

「この街で暮らすなら、やっぱりクルマより自転車! 風や空気を肌でじかに感じて、まるごと体感できるのはとても気持ち良いですから。地元でとれる果物や野菜を使ってジャム作りをしているので、この季節はサイクリング中に柑橘の花を見かけたら、“この花でジャムを作ったらどうなるかな?”とイメージしながら走ることもありますよ」。

いまは、お子さんの次の自転車をどうするかを悩んでいるそうで、「子どもはtokyobikeのミニベロCALINがほしいみたいで、親子でtokyobike乗りになりそうです」と笑う。
 
紙面掲載日:2024年7月19日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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