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Spring2021

no.49

発行日

2021年4月23日

LISTEN UP & LISTEN GOOD 12/おしゃれ上級者とは

text & illustration by 眞田健吾(編集部)

LULGがプチリニューアルして、編集部オタク担当のさなけんによる一人語りコーナーへ進化(退化?)。ツッコミ担当のアダチ不在で大丈夫なのか? 今回はハンドル。

始まりました「新LULG」。さらに濃度アップするけど、怖がらずについてきてね!
今回のテーマは「なにこれ?」なハンドル。

図①

まず、最初に語りたいのがSCOTTの「DHハンドル」(図①)。ひとまず感じてください、この圧倒的な「なにこれ?」力を。走行中の空気抵抗を減らすために生まれたこのハンドル。突き出た2本の「角」の部分を握り、手前のまっすぐな部分にひじを乗せて、前かがみのポジションで乗るらしい。いまで言うDHバーの原型。こんなに突飛なビジュアルにも関わらず、トライアスロンの世界では流行したとか。日本が誇るハンドルメーカーの日東も製作したみたいですが、職人さんは曲げ加工にさぞ悩んだだろうな~。

図②

さっきのハンドルは1980年代後半のモノだけど、次は現代の「なにこれ?」を。Velo Orangeの「Casey’s Crazy Bar」(図②)。すでに名前のパワーがすごい。ちょっとヤンチャしてる同級生のような近寄りがたさを感じさせるけど、実はライダー思いのやさしい子。石畳やグラベルなどの未舗装路を走るときは、大きく広がった両端を持つと車体が安定。舗装路を走るときは、「角」の部分を持って高速巡航もOKというマルチプレイヤー。とはいえ、どんな自転車に合わせるとバシッと決まるのか僕には分かりません…。センスを問われるハンドルだけに、かなりおしゃれ上級者向きです。

図③

さて、最後は良い意味の「なにこれ?」。米国はGroovy Cycleworksの「Luv Handles」(図③)。3本のパイプをつなげ、接合部にあえてパイプ先端を残したディテールたるや、COOL!COOL!COOL! 思わず『少年ジャンプ』史に残る名セリフが飛び出すそのカッコ良さ。絶妙なスイープとライズで握りやすく、しかもビルダーの技が光るHAND MADE in USA。デザイン、機能、所有欲、すべてを満たしてくれるたまらん逸品。いいな~、欲しいな~。 えっ、いま使ってるハンドル? めちゃ普通のドロップハンドルです…。「なにこれ?」がハマる上級者の道はまだ見えません!