オスギのしまなみ自転車暮らし no.01 念願のロングテールバイク! 自転車熱が高じて、2020年末、しまなみ海道への移住を実現した編集長スギタニの新連載。暮らしの視点から、自転車で楽しむしまなみ海道の魅力をつづる。第一回は、日々欠かせない「移動手段」について。クルマ買ったの?

text & photo by 杉谷紗香(編集部)

Xtracycle製「Leap」でMTBをロングテールバイク化して、快適!

「いつか、しまなみ海道を自転車で走りたいなぁ」と夢見ていたものの、子どもが生まれてからは夢の実現から遠のいていた。2019年の冬のある日、「行けないなら、自分から近づけばいいのでは!?」と思い立ち、1年ほど準備して、2020年末にしまなみ海道の「向島」に子ども2人と移住してみた(夫は大阪で“単身赴任”中)。
ただ、いくら“自転車の聖地”とはいえ、しまなみ海道の島も、もれなくクルマ社会だ。移住の話をすると「クルマ、買ったの?」とほぼ100%言われるけど、大阪暮らしが長いとやっぱり“移動は自転車”で十分。クルマが必要なときはカーシェアを利用して、クルマを所有せずに生活している。

向島は、尾道駅側(本州側)から渡船で渡る島。島の南側はアップダウンが多いが、幸い、私の生活圏はほとんどが平坦で、自転車で楽に移動できる。ただ、大事なのは、子ども2人を連れて楽しく移動する手段。それなら!と、念願だったXtracycle製のロングテールバイクを導入することにした。大阪の家では駐輪場問題で所有できなかったから、うれしい! 子どもも荷物も運べるし、遊びアイテムもたくさん載せることができて満足。
一方で、クルマの楽しみも開拓していきたい。そこで3月のある日、尾道のキャンピングカーレンタル「cozy inn」でキャンピングカーを借り、しまなみ海道・伯方島にあるキャンプ場で1泊してみた。キャンピングカーの運転自体が初めてだったが、とにかく快適で、また乗りたい&泊まりたい。車内に自転車も載せれるそうなので、夏はキャンプ+ライド+釣りに挑戦しようとワクワク計画しているところだ。
 
紙面掲載日:2021年4月23日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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