連載

Autumn2021

no.51

WEB掲載日

2021年11月16日

おとなも こどもも! Fami活 サイクリング部 no.2 ブレーキ、効いてる?

大人も子どもも、自転車をもっと楽しむための使えるヒントを紹介する連載。今回は、もっと心地良く「ブレーキ」を使うためのキホンをご紹介。走り出す前の「ブレーキ調整」って、実はとても大切。ブレーキがしっかり効くよう調整できたら、実際に走るときのコツを学ぼう。前後のブレーキの違い、スピードコントロールのコツなど、正しいブレーキの使い方を覚えて、安全で快適なサイクリングを!

STEP① 走る前に調整しよう

「ブレーキ」は自転車のスピードを遅くしたり停止したりと、自転車の動きをコントロールするために必要な「安全装置」。ブレーキが効く仕組みにはいろんなパーツが関わっているので、乗る前に調整しておくのが大切だよ。ここでは手の大きさや身長に合わせて、ブレーキを握りやすくする調整方法をご紹介。
Check ①
まずは「腕の角度」を調整しよう。写真は、調整した後の正しい角度。ブレーキを握ったとき、上腕から手首がまっすぐになる角度にブレーキレバーの位置が来るのが◎。

調整前のブレーキレバー。手首の角度に注目。ブレーキを握ったとき、手の甲が下がっていると路面の衝撃が手〜肩に伝わり、痛みの原因に。
Check ②
次は「指とブレーキの間隔」を調整。乗車中は、とっさの事態に対応できるよう、指2本をブレーキレバーにかけているのが正解。人差し指と中指をかけたとき、レバーに届く位置だとOK。
Check ③
最後は「レバーの引きしろ」の調整。握ったときにレバーの引きしろに余裕があるとOKで、グリップや指にレバーが当たるならワイヤーの張りがゆるんでいる。アジャスターボルトで微調整を。

STEP② 走って練習しよう

「止まりたい、速度を落としたい」と思ってから、ブレーキを効かせるまでには、どんな動作をすればいい? 最初にすることはハンドルについた「ブレーキレバー」を指で握ること。すると「ブレーキワイヤー」が動いて「ブレーキ」本体に伝わり、走る速度をコントロールできる。かんたんなゲームを通して操作を練習しよう。
Lesson ① ブレーキレバーの右と左
ブレーキレバーはハンドルの左右についている。どっちが、どっち?「前の車輪が右のレバー、後ろの車輪が左のレバー」と覚えよう。基本の操作は、スピードコントロールをするときは左のレバーが中心。速度が落ちて停止するときに右のレバーを使おう。
Point 右のレバーは注意!
止まらなきゃ!とあせって、急なブレーキをかけると転倒の元。特に右のレバーは、勢いよく握ると写真のように前輪がロックして、乗車中に身体が投げ出されてしまうのでとても危険だよ。
Lesson ② ミニゲームに挑戦
止まりたい場所でちゃんと止まれるように、ミニゲームでブレーキ操作を練習してみよう。クルマの通らない広場などでゲームにトライして、「ピタリ賞」を狙って。うまく止まるコツは、左のレバーを上手に使ってスピードコントロールすること。

シマノの「初めてシリーズ」WEBサイトがリニューアル

いろんな初めてがいっぱい!の『初めてシリーズ』。

スポーツバイク初心者の素朴なギモンをイラストでわかりやすく解説する、シマノ発行の小冊子『初めてシリーズ』。デジタル版が今年3月にリニューアルして、知っていると楽しくサイクリングできる情報を多数公開中。最新刊『初めての油圧ロードディスクブレーキ』も掲載。

bike.shimano.com

 
紙面掲載日:2021年10月22日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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