サイクルスタイル no.53 家族みんなで世界を自転車旅!坂本家の大冒険 「坂本達さん(ミキハウス社員)」

坂本家の構成は?

「私、妻、11歳の長男、9歳の次男、2歳の三男の5人家族です。旅の前、妻はママチャリの経験しかありませんでした」

家族で自転車旅した国は?

「海外はニュージーランド、スペイン、ポルトガル、スイス、カナダ、アメリカ(アラスカ州)、ネパール、ブータン、マレーシア、ブルネイ。日本は北海道、富士五湖のほか、昨夏は四国一周へ。遍路宿に泊まりながら走りました」

子連れ自転車旅のコツは?

「子どもと一緒に考えて、子どもに決めさせること。子どもは自分で決めた選択に文句は言いません。あとは、ポジティブな言葉を使い、良いイメージを共有すること」

今回のサイクルスタイルは、なんと家族揃って世界を自転車で旅している坂本ファミリー! 世界6大陸制覇を目指している一家に取材を申し込むと、お父さんの坂本達さんがインタビューに答えてくれた。

「1995年から約4年かけて自転車で単独世界一周しました。その時に経験した喜びや大変さを、子どもにも伝えたいと思ったのが、家族で自転車旅をするきっかけです」。2015年10月、長男5歳、次男2歳の時に挑戦したニュージーランドを皮切りに、子どもの夏休み期間を利用しながら世界へ。現在は2歳になる三男も旅の仲間に加わっている。

2018年、スペインのサンティアゴ巡礼路を約1か月かけて旅した時の風景。途中で何度も一緒になって励ましあった巡礼者と同日にゴール!「最後は世界の人たちと家族になった気分です」。
 

「旅の目的は現地の人とのふれあい。できるだけ現地ファミリーの家に泊めてもらうようにしています。カナダ・アラスカの旅では、宿泊した一家に知り合いを紹介してもらいながら、約20家庭に泊めてもらいました」。現地での出会いも大切にしているが、子連れ旅ゆえに事前のリサーチも欠かせないという。

「子どもが一緒なので、安全性や道路事情はあらかじめ調べておきます。泊めてもらう家族へも日本から連絡しておいたり、プランニングが大事です。最初は周りの人から危険じゃないの? などと言われましたが、一度出発してしまえばみんな応援してくれました」。旅の相棒となる自転車も日本から持って行くため、空港まで運ぶ段取り、現地で輸送用箱を保管する手配など、行くまでの“仕込み”もプランニングのポイントだそう 。

「旅の最中、子どもは親の姿をよく見ているんです。だからこそ、『ダメ 』や『ムリ 』ではなく、『絶対に大丈夫!何とかなる 』とポジティブな姿勢を見せるように気を付けています」と、人生のヒントを背中で伝えている。

新型コロナウイルスの影響で近年は国内を旅している坂本一家。日本の魅力を再発見しているというが、やはり目線は海の向こう。「今年の夏は台湾を一周したいですね。長男が『俺が兄弟を引っ張る!』と心強いことを言ってくれてますし。大好きな弟と一緒に旅をしたいのだと思います。良いチームになりそうです!」。


坂本達オフィシャルサイト
www.mikihouse.co.jp/tatsu

text by 眞田健吾(編集部)
紙面掲載日:2022年4月28日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
関連記事