神戸の「農」を支える水をめぐって走る農村ライド 「EAT LOCAL KOBEサイクリングツアー農村編」 2022年10月10日(月・祝)at 神戸市~明石市(兵庫)
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ランチは淡河町の自転車フレンドリーな純喫茶「カランコロン」さんのお弁当。古民家の隣で実る稲穂を眺めて一息。

ツアー後半、神戸市西区の農家「チアファーム」さんの畑で旬の落花生をいただく。農家さんとの対話も楽しい。
「明治期に始まった疎水事業をはじめ、農業用水を確保するためのインフラが、神戸北西部から兵庫県南東部にかけて広がる農業地帯を支えているんです」と安福さん。なるほど、「風景を成立させているシステムも含めて鑑賞できるとおもしろい」と、本紙no.55で取材した八馬先生(『日常の絶景』著者)のお話でもあったが、まさにこの風景も“システム”。地面の起伏を脚で感じ、風や光を全身で受けるうちに、頭の中で全部がつながって、これまで知らなかった「神戸の風景」がしっかりと見えた一日だった。
紙面掲載日:2023年1月20日
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