飲み終わったコーヒーのかすどうしてる? mame-ecoプロジェクト ゲーリー&順子・ブルーム
WEB: mame-eco.org Instagram: @mame_eco
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text by 佐藤文絵(環境系ライター)

夫婦二人で小さく始めたmame-ecoプロジェクト。誰でもコーヒーかすを持ち込める「収集スポット」は現在10か所になった。

朝早い時間に自転車こぎこぎ、回収へ。「移動中は、季節のうつろいを感じる大好きなひととき」とゲーリーさん。
そんな時、ごみ減量を訴える京都市のチラシに二人の目がとまり、ためていたモヤモヤと合致。コーヒーかすを集めて、農家へ手渡すプロジェクト「mame-eco」を2020年にスタートさせた。

「まさかバケツを乗せることになるなんて!」順子さんの子乗せ電動自転車も大活躍。自転車の前後にバケツを搭載。
活動を始めて4年分の累積回収量は、なんと60トンを超えた。集めたコーヒーかすは、近郊の農家が堆肥化するなどして土壌へ還し、野菜やお米の栄養になっている。それから、キノコの菌床にも!

いちばん頑丈なものを、とUP CYCLESにリクエストして探してもらったWALDのカゴ。新聞配達用でとても大きい。
いまの相棒は、来日後に購入したSPECIALIZEDのマウンテンバイク“Hardrock”。25年ほどの付き合いで、mame-ecoのメイン回収車だ。後方にはトレーラーを取り付け、積載量をアップする工夫も。
それにしても京都の夏は暑く、冬は寒い。とりわけ夏の回収は過酷なのでは?「It’s OK!京都は自転車にとってヘブン!最高の街だよ」と笑顔だった。

収集スポットの一つ、「UP CYCLES」店頭のバケツで回収!営業時間中に受付。 Instagram:@up_cycles.kyoto
京都在住。循環する暮らしを研究。コーヒー好き。コーヒーかすはコンポストにして小さな畑で使っている。愛車はKHSのミニベロと子乗せ電動自転車。
Instagram:@foohome
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です