サイクルスタイル no.55 自分たちが実践するゆるい自転車の楽しみ方を、イベントやZINEで発信 「佐久間正洋さん(会社員・楽しい自転舎代表)」 www.instagram.com/tanoshii_zitensha

「楽しい自転舎」のメンバーは?

「僕と妻の佳代の二人だったんですが、今年4月に双子が生まれて一気にメンバーが増えました。兄の正梧と、妹の乃々佳です。子どもと楽しめる活動もやりたい!」

お気に入りの場所は?

「兵庫県川西市の猪名川河川敷にある公園『ドラゴンランド』。僕たちのイベント『Coffee Riverside』を開催している場所で、自宅からも近く、よく行きます」

自転車の魅力は?

「クルマより遅くて、歩くより速いこと。そっちはどうなってるんだろう?って、脇道を探しながら走るのが楽しいし、間違ってもUターンが簡単(笑)」

取材場所のカフェにあざやかなピンク色の自転車でやって来たのは、「楽しい自転舎」という屋号で活動している佐久間正洋さん。

「僕と妻の二人で結成したチームが『楽しい自転舎』。“自転車を使った楽しい活動を考える”をモットーにしていて、住んでいる宝塚周辺で活動しています」。バイクパッキングでキャンプにも行くアクティブ派の佐久間さんと、ゆったり街乗り派の奥さま。真逆の二人が一緒に楽しめる遊びとして、近場の河川敷でテントを張ったり、抹茶を野点したりして楽しんでいたそう。

佐久間さんがアイデアを出し、奥さまが手描きのイラストでまとめてZINEに。コンビニのネットプリントで印刷できるタイミングもあるので、最新情報はInstagramをチェック!

「自分たちの遊びをシェアしたり、自転車の楽しさを発信したいなとずっと思っていて。2019年末頃、『楽しい自転舎』のInstagramアカウントを作って、情報発信を始めたんです」。

活動の一つが「Coffee Riverside」。河川敷でコーヒーを淹れながら、のんびりと外遊びを楽しむイベントで、開催時間内であれば、いつ来ても、いつ帰ってもOKという自由さ。「誰でもウェルカムでオープンなイベント。SNSを見て初対面の人が来てくれたり、知り合いの子どもが来てくれたり、いろんな人が参加してくれました」。

もう一つの活動が、cycle編集部も興味津々なオリジナルZINEの発行!「新型コロナウイルスの影響でCoffee Riversideが開催しづらくなって、代わりの活動として始めたのがZINE作り。自転車にくわしくない人が見ても『こんなのあるんだ』と楽しんでもらえるよう、ビギナー目線で作ってます」。現在Vol.3まで発行されていて、「自転車を拭いてみよう」、「工具のいらないカスタム」など、初心者でも実践できるようなやさしい内容。奥さまの手描きイラストもかわいい。

「この春に双子が生まれて毎日がバタバタ!なので、Coffee Riversideはお休み中。しばらくは、ZINEみたいに自転車に乗らずに楽しめる活動ができれば。あと、自転車をロングテールバイク化して、子ども二人を乗せられるようにするのが目標。子どもとサイクリングに行ける日が楽しみ!」
text by 眞田健吾(編集部)
紙面掲載日:2022年10月21日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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