マディソン突撃レポート! no.44 自転車劇・BIKEPLAY アメリカ西海岸のポートランドでは「Pedalpalooza」という自転車フェスが毎年開催されている。その中の大人気 イベントが今回取材した「BIKEPLAY」。メンバーにオンライン取材したところ、プロデューサーで俳優のイートン・ノエルさんが応じてくれた。BIKEPLAYって一体、何?
text by マディソン(ライター)
取材に応じてくれたBIKEPLAYのイートン・ノエルさんによると「BIKEPLAYは、半分がオリジナル劇の上演、半分がグループライド」。今年で12回目の開催を迎えた。参加者はスタート地点に集合し、俳優たちと一緒に街中のステージをグループライドで周り、ステージごとに劇のシーンを一部ずつ野外で鑑賞する。
ライドの距離は8kmほどで、“ステージ”となる公園や校庭、教会のパーキングなどを順番に移動するのだが、「毎回、舞台となる場所が変わるし、劇もオリジナル作品なので、何度見に来ても新鮮な体験になるはず」とイートンさんは言う。
また、多くの方が開催までにワクチン接種を受けることができるように例年なら6月中に開催するところ、最も暑い8月中に公演を実施することになりました」。熱波の影響で異常に暑かった今夏は、気温が46度になる日もあり、熱中症予防のため練習が中止になったほか、公演初日のオープニングナイトさえも中止に。
唯一の日本人メンバー、佐藤陽平さん曰く、「自分の目で見てみないとわからないと思いますよ。経験したことのない楽しさやユニークな表現にポートランドらしさが詰まっているから、ぜひ生で観てほしいです」。Pedalpalooza開催中のBIKEPLAYを観に行くことが叶えたい夢の一つになった。入場料不要で、自転車さえあれば参加できる。それとポートランドへの航空券も必要だ。
紙面掲載日:2021年10月22日
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