千葉に屋内型バンク誕生! 世界最速を間近で体験せよ「TIPSTAR DOME CHIBA/PIST6 Championship」 www.pist6.com

ドーム内はこんな感じ! 木製バンク中央のアリーナにはフードトラックも。
コロナ禍では使用が制限されているが、場内にはBOXシートやVIPルームもある。

2021年秋、千葉市中央区の千葉競輪場跡地に『TIPSTARDOME CHIBA(ティップスタードーム チバ)』がオープンした。ドーム内には国際規格に合った周長250mの木製バンクが設置され、各種トラックレースに対応できる競技場となっている。
 

千葉モノレールの千葉公園駅から徒歩約2分、JR千葉駅からも徒歩約10分。
千葉公園内の新名所として早くも話題を集めている。

 

注目は、10月に開幕した、千葉市が主催する日本初のトラックトーナメント『PIST6 Championship(以下 PIST6)』だ。国内トップクラスの競輪選手と、世界各国の強豪約800名が集結予定。世界最速の称号を目指し、1年を通してトーナメント形式で戦う。競技性とベッティングによる娯楽性という従来の競輪の魅力を踏襲しつつ、よりエンターテインメント性の高いレースが楽しめる。

わあ、この近未来SF感! 映画『トロン:レガシー』の仮想空間に入り込んだみたい。
 

競技は、6人の選手が1周250mのバンクを6周し、最も速くゴールした選手が勝利。スタートポジションは、出走表確定時に抽選で決まる。位置取りの駆け引きや、フィニッシュ直前の激しいレース展開も見どころだ。場内の天井には国内最大級のミラーボールが設置され、レーザー照明や映像、音響を駆使して非日常感を演出。各選手はPIST6のためにデザインされたオリジナルユニフォームを着用するなど、ビジュアル面でも従来の競輪の雰囲気とは一線を画す。
 

プレミアムシート はRECARO社製。約1m先を選手が走り抜け、眼の前でゴールする。
 

観客席は約2,000席で、バンクとの間には柵がなく、大迫力のレースが体感できる。特に最前列に約60席用意されたプレミアムシートは、バンクまでの距離たったの約1m! 眼の前を時速70km超の自転車が走り抜ける臨場感とゴールの瞬間に、興奮間違いなし。 また来場者は誰でもバンク内側のアリーナに入場できるので、360度バンクに囲まれ、違った角度から観戦してみるのもおもしろい。

フードエリアは4つ。観戦のお供にピザやクラフトビール、シェイクなどを販売。
場内は完全キャッシュレス決済が導入されている。
 

競技は基本的に毎週土日、DAYとNIGHTの2回開催。最新情報は公式サイトで確認を。ドームへの入場も、サイトを通してチケットの事前購入が必要となる。このサイトではカードゲーム仕立ての選手紹介や詳細なルールも掲載されているので合わせてチェックしよう。またベッティングには、アプリ『TIPSTAR(』tipstar.com)を利用する。アプリでは、365日ライブ動画を配信。レース予想や遊び方の解説なども視聴できる。新競技とともに、トラックレース観戦が新しいエンターテインメントとして定着することを願う。


 
text by 足立知子(編集部)/photo by PIST6
紙面掲載日:2022年1月14日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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