仕事のような“遊び”も本気で!自転車便の配達レース FukuokaLOCO「New Sunday Delivery」 2021年12月5日(日) at 福岡市内
Instagram: @messengers_f

レースの表彰式後にみんなで記念写真! 優勝は正確な仕事ぶりが際立った東京&大阪の混成チーム『ブチ込み開始』。写真:Motoya Sanui

メッセンジャーのライフスタイルとローカルのコミュニティを共有・発信するイベント「FukuokaLOCO」が福岡市内で初開催された。ここでは最終日に開催された4時間耐久のデリバリーレース「New Sunday Delivery」のレポートをお届け。日本各地で活動する現役メッセンジャーやOBらが福岡に集結して、1チーム3名の計12チーム・36名で熱戦を繰り広げた。
 

デリバリーレースはFukuokaLOCO 3日目の大トリ。前夜のパーティの余韻が残る朝8時、博多港発祥の地に集合! プロ魂を見た。写真:Motoya Sanui

イベントを主催した福岡のメッセンジャー会社「Messenger’s」とローカルのメッセンジャーが練ったレースのルールは、「限りなく日々のメッセンジャー業務に近い」仕様。増え続けるオーダーをいかにチームで効率的かつ迅速にさばいていくかが肝心で、すべてのオーダーを最速でクリアしたチームが優勝となる。

どんなオーダーも誠意をもって! 1m以上ある荷物のオーダーをさばくバッグ使いも慣れたもの。

博多港発祥の地を「本部」として、市内6か所に散りばめられたデリバリーポイントは「依頼主/お届け先」という設定。各ポイント間や本部を行き来するオーダーは時間差で約30件も飛び交い、メッセンジャーたちが街を駆ける!
本部で観戦している間にも、1m以上ある長モノや大型荷物を難なくメッセンジャーバッグで運んだり、司令塔が2人のライダーに的確に指示出ししたり、本部への“お届け”の際にユーモアと笑顔があふれていたりと、メッセンジャー業務の舞台裏を垣間見ることができた。

「荷物が届くまで」を普段意識することは少ないけど、すべてに本気なメッセンジャーたちが「人から人へ」届ける勇姿を見て、メッセンジャーという仕事のカッコ良さを改めて感じた。
ポイント間のオーダーで運ばれたのは、書類に見立てたcycleの古紙! 的確なお届けに感謝。写真:Motoya Sanui レースで使う道具は、通常業務仕様。バッグにファイル、レシーバーとチョイスに個性が光る。写真:Motoya Sanui
レースは3人1組のチーム戦。速さで競うか、頭脳戦か。名古屋と横浜のレジェンドも参戦! 本部が置かれた「博多港発祥の地」。ここから市内各地のデリバリーポイントへ荷物を届ける。
text by 杉谷紗香(編集部)
紙面掲載日:2022年1月14日
※記事の内容は紙面掲載時点の情報です
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